構造材(土台・柱・梁)の材料検査

プレカットの前に構造材の材料検査に行って来ました。
無垢の木なので品質に多少のバラつきはありますが、近年は材木を乾燥させる技術が良く、大きなひび割れや色味の変色はほとんどありません。乾燥具合を示す含水率も13~16%の範囲でまずまずの数値です。構造材は適材適所つかい分けています。

土台のヒノキ

▲土台は国産ヒノキです。腐りにくくシロアリに強い材種です。

 

柱のスギ

▲柱は国産スギです。柔らかい材種で構造材よりも仕上げ材に向いていますが、流通が安定していて安価なので採用しています。土台にもいえる事ですが、丸太の中心(芯持ち材)は耐朽性がありシロアリにも食われにくいという特長があります。

 

梁のベイマツ

▲梁はベイマツ、唯一の外国産材です。乾燥すると硬くなり粘り強い(パキンっと折れない)ので、たわみに耐える梁にはベイマツをを採用しています。天井をつくらないで小屋梁を見せる部分は、主観ですが美しい木目の材を選別しました。

ここ数年でベイマツの流通は減少しています。今後は見直しが必要になるかもしれません。2018.07.03

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