根伐り(ねぎり)+砕石転圧(さいせきてんあつ)
松本市神田の家の基礎は『ベタ基礎』という形状です。
基礎をつくるために地面に穴を掘ることを根伐りと言います。今回はベタ基礎の根伐り形状です。写真は砕石を転圧して軟い根伐り底を締め固めた状態です。この上に15センチの鉄筋入りのコンクリート盤が生成されます。板チョコの溝のような部分にも鉄筋コンクリートが行き渡ります。この部分が基礎の地中梁(ちちゅうばり)となり、構造的な強度を高めています。
ただし、今回の設計で地中梁が必要かどうかの判断は非常に悩みました。地盤柱状改良にて46本ものソイルコラムが既に基礎を支えている為です。結果として、かなり安全側に計った基礎になりました。その分費用も掛かっています。
このあたり絶対的な正解はありませんが、施主の大切なお金を扱っています。そして、お金よりも大切な命を守る器を設計しているのです。慎重になります。6/18am7:58 M6.1の大阪地震が起こりました。改めて気を引き締める思いです。2018.06.06 ※18日改編
コメントが送信されました。
前のページに戻る